3月24日の振り返り
前日のNY市場は、引き続き企業業績良化期待、追加経済対策による景気回復期待、金利上昇懸念の後退も原油価格下落、「一部の資産価格はやや高い」とのFRB議長発言が重荷となって売り優勢の展開に。これを受けた東京市場寄り付きは下窓を示現。CME清算値28680円、ナイトセッション安値29620円を下回る28610円からの始まり。寄り付き後は開けた窓を残して下げ幅を拡大。断続的な売りに押されて28480円まで下落する展開に。中盤以降は、下げ幅拡大から日足雲下限、75日線を割り込んで28150円まで急落。前日比620円安の28190円引け。
NTはN(-2.04%)≒T(-2.18%)のイーブン。NT倍率は前日の14.71倍から14.73倍に上昇。規模別騰落は中型≧大型≧小型で、値上がり銘柄数139銘柄、値下がり銘柄数2010銘柄の全面安商状。東証一部25日騰落レシオは111.16%。ドル建ては前日日中引け266.65ドルに対して261.65ドルの1.86%の下落。為替はJPY高≧USD≧EUR≧CNH≧GBP>AUD安。JPYはストレート円は僅かに円高、クロス円でも円高の「円高」で程度は軽いものの東京指数には重荷の展開。
日経テクニカルは、下方は概ね3/5安値水準がサポートとして機能、上方は寄り付きで形成した下窓がレジスタンスとして機能するものの予想以上に値幅を拡大する展開。ここからは、18年高値24480円水準をサポートに戻り継続が期待される動きとなるのか、1990/8月高値30000円水準で打ち返されて上昇一巡が警戒される展開となるのか注目していきたいところ。
本日のトレードアイディアは、
【買い】
①28440にリターン・リバーサル買い
【売り】
②28770割れに戻り売り
(8:10公開)